介護タクシー事業者の中には、自社のホームページを持っていない方が相当数いらっしゃいます。
正確な数値は分りませんが、開業支援をしている筆者の体感では、だいたい6割くらいの事業者はホームページを作成していません。
さらにいえば、ホームページを作成しても、放置している事業者の方も多いのが現状です。
真面目に月々更新しているのが大体1割にも満たない程度…あくまで体感ですが。
「じゃあ、皆がやっていないなら、ウチもやらなくていいだろ。」と思われた方もいるかもしれません。
それは非常にもったいない!!
ハッキリ言って、大きな損失です!!!
そこで今回は、介護タクシー事業におけるホームページの必要性を解説したいと思います。
この記事は…
- 介護タクシー事業者で、HPを作成していない or 放置したままの方
- 介護タクシー事業を拡大したい方
- これから介護タクシー事業を始めたい方
…などにお読みいただけると幸いです。
ホームページを作成&定期更新して、集客アップを狙いましょう。
ホームページとは、インターネット上に公開された「複数のWebページから構成されている一つの集合体のこと」を言います。
企業においては「トップページ」「会社概要」「運営情報」などのページの集まり全体のことを指しています。
簡単に表現するとネット上の「会社の看板」です。
ちなみに「Webサイト」も「ホームページ」と同じ意味で使われています。
総務省の報告によると、平成29年の時点で日本国内における企業のホームページ開設状況は89.6%…ほぼ9割にのぼっています。
つまり事業をするにあたって、ホームページは必須だといっても過言ではありません。
それでも「自分たちには必要ない。必要性がわからない。」という方もいらっしゃいます。
特に介護タクシー業界ではその風潮が強いです。
そのため、次項からホームページの有無による効果を説明しましょう。
まず最初に覚えてもらいたい事…それは「ホームページが無い=最大の機会損失である。」という事です。
そもそもホームページが無ければ、検索エンジンやSNSからのアクセスがありません。
せっかく「介護タクシーを利用してみたい」と思ってくれた見込み客がいても、ホームページが無いと自社の存在を知ってもらうことすら出来ません。
当然、そのお客様は他社のホームページを閲覧し、他社を利用することになります。
そうして競合他社が売り上げを伸ばす一方、自社は集客できず利益が減少します。
このようにホームページを持っていないという事は、多くの機会を損失しているのです。

では次に、ホームページがあるとどのような良い点があるのか…つまりホームページの必要性について解説します。
一般的に言われる必要性は次の通りです。
- 自社の情報発信の場
- 利用者や見込み客との接点の場
- 信用の獲得
- アクセス解析で閲覧者のニーズが判る
- 人材募集の窓口
どんなに良い商品や良質なサービスを提供していても、知ってもらわねばお客さんは集まりません。
今や多くの人がモノやサービスを求める時、まずはインターネットで検索します。
この時、ホームページが無いと、知ってもらう機会すら巡ってきません。
反対にホームページを用意して、知りたい情報を掲載しておけば、オンライン経由での集客が可能となります。
ここで「介護タクシーの利用者は、高齢者が多いからホームページは見ないのでは?」と思われた方もいるかもしれません。
確かに利用者その人は見ていないかもしれません。
しかし、その利用者に介護タクシー事業者を紹介するのは、ケアマネージャ―をはじめとした介護関係者。
そして、実際に予約するのは利用者の家族である場合が多いです。
ケアマネージャーや利用者の家族は、そのほとんどがインターネットを活用する世代でしょう。
ホームページを通して自社を知ってもらう事は、利用してもらうための最初の一歩であり、利用を決めるの最後の一押しになり得るのです。

利用者からみれば、ホームページとは企業を知り語りかけることが出来る接点の場です。
自身が気になる新しい商品やサービスを詳しく説明しているホームページは、気軽に閲覧できる良いツールです。
ちょっとだけ覗こうが、長く居座ろうが、店員さんから不審に見られることもありません。
また、気になる点は「お問い合わせフォーム」から質問することも出来ます。
ホームページのわかりやすい場所に、電話番号を記載しておくと良いでしょう。
閲覧者の中には問い合わせ先がわからないために、興味を失ってしまう方が一定の割合でいるためです。
ホームページは自社の信頼性を高めることにも繋がります。
大企業のように「聞いただけでどの業種の会社かわかる」ような会社でない限り、ホームページを持っていることは「存在している会社」である証の一つとなります。
そのためにも公開側の会社は「会社概要」「事業内容」「代表者」「取引先」などの様々な情報を載せています。
つまり、ホームページは「会社の看板」でもあるのです。
この時、ホームページが見つからないとなれば、信頼を得られず、購入や取引を見送りされてしまう事も十分あり得ます。
大きな機会損失にならないよう、ホームページの作成は必須と言えます。
ホームページを運営していると、そのアクセス結果をデーターとして見ることが出来ます。
どのコンテンツがどのくらい見られているか。
どのような検索ワードで訪問してきたのか。
どのくらいの時間帯にどの地域からアクセスしているのか。
これらのようなデーターを分析することで、閲覧者のニーズを知ることが出来ます。
つまり、それらのニーズに沿ったサービスを提供することで、売り上げを伸ばすことも可能になります。

ホームページをチェックしているのは顧客だけとは限りません。
その企業や同職種に就職したい求職者もホームページをチェックしています。
求人サイトなどで興味を持った方の多くは、企業のホームページもチェックします。
そして「企業理念」や「実績」「社風」「福利厚生」など、ホームページの掲載内容を踏まえて、最終的に応募するかどうかを決めるのです。
ホームページが無ければ、求職者に自社の魅力をアピールすることが出来ません。
また、ホームページがあっても知りたい情報を載せていなければ、応募を見送られてしまうでしょう。
これでは優秀な人材を確保できません。
つまり、ホームページは優秀な人材を確保するための窓口であることも、覚えておきましょう。
介護タクシーでは、増車時にはどうしても人材を確保する必要がでてきます。
したがって収益アップを狙うなら、ホームページはおろそかには出来ないのです。
前項までの理由により、ホームページの必要性は分って頂けたかと思います。
ですが、介護タクシー業界はホームページを作成している事業者の方が稀です。
それは偏に「事業者側の不慣れ」が原因でしょう。
というのも、介護タクシー事業者の多くが50~60代の男性です。
これらの世代はインターネットに不慣れなことも多く、「ホームページ?SNS?よくわからん!」という方も少なくありません。
ネットを閲覧することは出来ても、作成・配信側にまわるのには不安が大きいのでしょう。
しかも、多くが車両1台人員1人の1人親方で運営しているため、他の従業員に頼ることも出来ません。
たとえ、必要性を理解していても、放置せざるを得ない現状があるのです。

介護タクシーや福祉タクシーの事業者の中には、ホームページの作成や集客について、悩みを抱えている方も多いと思います。
そのような方は外部委託も検討しましょう。
ホームページの作成は一昔前とは違い、簡易的に出来るようになりました。
しかし、そのホームページがそのまま集客につながるかと言えば、話は別。
集客につなげるには、グーグルやヤフーなどの検索サイトやポータルサイトで上位表示される必要があります。
その上位表示対策…SEO対策を練って作成する必要があります。
そのためには、やはりプロにお任せするのが一番です。
なお、弊社ビスタサポートでは、開業支援の一環として、ホームページ作成やライン構築も行っております。
これまでも、多くの事業者さまの相談に対応してきています。
興味のある方は、下記リンクからまずは無料の資料請求をしてみましょう。
いかがでしたか?
ホームページの必要性は分かっていても、なかなか手をつけれらずに困っている事業主の方も多いと思います。
また、過去に頑張って作成したにもかかわらず「ホームページからは月に1、2回の問い合わせしか来なかった…」
という事例もあります。
しかし、介護タクシーはリピート率が高いため、HP集客が月に1、2人でも十分な金額になります。
例えば、1人でもリピーターになれば、年間18万円程度(=月1回の往復利用×12カ月×1回送迎7500円)の売上になります。
毎月1人リピーターを獲得できれば、年間18万円×12人=216万円となります。
機会損失で済ませるにはもったいない数字ですよね。

なお、ホームページ作成には、SEO対策などの専門知識も必要となります。
繰り返しになりますが、不安のある方、興味を持たれた方は、是非ビスタサポートへご相談ください。
この記事があなたの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。