「介護タクシービスタ」は、地域の介護・医療支援の担い手として日々事業活動を行っています。
開業から月日の浅い企業ではありますが、利用者様や関係事業者の皆様に支えられながら、安定した活動を行えております。
さて我々ビスタは、さらに地域の皆様のお役に立つべく事業拡大を目指しております。
それに伴い、共に働く仲間を募集しています。
合同会社VISTAの事業は大きく分けて3つ。
「介護タクシー」「コロナ対応搬送」「オンコール代行」です。
今回はその中でも、中核事業である「介護タクシー」事業について、解説していきたいと思います。
この記事は介護タクシーの仕事に興味のある方、転職を考えている方に読んでいただけると幸いです。
なお、「介護タクシー」よりも「ビスタ」に関して興味がある方は、下の目次より「介護タクシービスタで共に働こう!!」からお読みください。
介護タクシーとは、高齢や病気・障害などで自力での移動が困難な方を送迎し、外出の移動手段として利用される訪問介護サービスのことです。
車いすやストレッチャーのまま乗車できるよう、福祉車両を使用します。
通常、介護タクシーの運転手は目的地までの送迎の他に、タクシーへの乗り降りの介助も行います。
自力での移動が困難な方にとって、欠かせない移動手段と言えるでしょう。
ケアプランに基づいて利用される場合は介護保険が適用でき、利用者の金銭的負担を減らすことが出来ます。。
その場合「介護保険タクシー」と呼ばれたりもします。
少し意外かもしれませんが、「介護タクシー」という言葉は、厳密には定義されていません。
そのため「介護タクシー」の他に「介護保険タクシー」や「福祉タクシー」などの言葉が使われています。
厳密に定められているわけではありませんが、保険適用になるものが「介護保険タクシー」。
保険適用外のものは「福祉タクシー」。
「介護タクシー」は保険適用になる場合でも、適用にならない場合でも使われたりします。
このホームページでは保険適用になるものを「介護タクシー」。保険適用にならないものを「福祉タクシー」と呼んでいます。
それ以外にも色々違いがあるので、それぞれの特徴を覚えておきましょう。
保険適用の介護タクシーを利用する場合は、一定の条件があります。
- ケアプランへの記載が必要
- 要介護1以上の認定を受けた方
- 公共交通機関を1人で利用できない方
- 付添人がいない(家族の同乗が出来ない)
- 日常生活上や社会生活上に必要な行為に伴う外出に限定
上記の特徴をすべて満たしていなければなりません。
つまり介護保険を利用して外出するからには、介護が必要な方が、必要に迫られているシチュエーションでなければいけないという事ですね。
ちなみに、料金は「タクシー料金(運賃)」+「介助料金」+「介護機器のレンタル料」の3つを合計したものになります。
保険適用になると「介助料金」の部分のみが1割負担となります。
「1割の負担で利用できる」などの謳い文句で集客すると、余計な誤解を生みかねませんので注意してください。
なお、問い合わせ等で保険適用の有無を聞かれた場合、あえて「介護保険タクシー」という単語を用いても良いでしょう。
介護保険が適用にならない福祉タクシーには、使用制限がありません。
特徴としては下記のとおり。
- 移動することが困難な方全般が対象
- 利用目的に制限なし
- 料金は全額負担
- 家族同乗もOK
つまり要介護の方だけでなく要支援の方でも利用できます。
さらに言えば、事業所さえOKなら、要支援の認定も必要ありません。
買い物や旅行などにも利用できます。
要は料金を利用者が全額負担するため、制限はありませんし、目的はなんでもOK。
当然と言えば、当然ですね。
介護タクシーの運転手の主な業務は2つ。
一つは利用者の送迎。
もう一つは利用者の介助です。
利用者宅から目的地まで運転して、また利用者宅まで送り届けます。
その間に必要となる乗り降りの介助を行い、必要であれば目的地での介助も行います。
例えば、通院の場合は薬の受け取りや支払いをおこなったり、外出先での着替えやトイレの介助をするケースもあります。
通院を例に業務の一連の流れを見てみましょう。
- 利用者宅へ訪問
- 外出準備の介助(着替え等)
- タクシーまでの移動介助と乗降介助
- 目的地(病院)までの運転
- 乗降介助
- 病院までの移動介助
- 病院での受付
- 病院スタッフへの声掛け
- 診療後の会計と薬の受け取り
- タクシーまでの移動介助と乗降介助
- 自宅までの運転
- 乗降介助
- 室内までの移動介助
予想より介助業務が多いのに気が付かれたと思います。
ただし、必要がない介助は行いませんし、ケアプランに記載された内容以外の介助はできません。
介助業務が介護タクシー運転手の主要業務にある以上、介護系の資格は必須です。
また、福祉タクシーの運転手の場合は業務内容に介護サポートが含まれていません。
あくまで、福祉車両を利用した送迎や運転が仕事です。
逆に言うと、本格的な介助をしなくても良いように、車いすやストレッチャーのまま移動できる福祉車両を用いているのです。
そのため、介護職員初任者研修などの介護系の資格は必要ないのです。
介護タクシーの運転手として働きたい場合、必要となる資格があります。
それが次の二つ。
- 普通自動車二種免許
- 介護職員初任者研修(以上の資格)
タクシーを運転するための資格と利用者を介助するための資格になります。
それぞれの資格については以下の通り。
普通自動車二種の免許は、タクシーの運転手になるには必ず取らなければならない資格です。
旅客を運送する目的で、旅客自動車を運転するには第二種運転免許が必要。
つまり、利用者を乗せ、料金を対価にはしる介護タクシーには第二種運転免許が必須のなのです。
普通自動車二種免許を取得するにはいくつかの条件があります。
- 満21歳以上で他の第二種免許を既に受けているか、運転歴が3年以上経過している第一種免許取得者
- 視力が片眼0.5以上、両眼0.8以上
- 赤、黄、青(緑)が識別できる
- 補聴器を使用せずに日常会話を聴取できる
この中の1つでも満たしていないと受験資格はなくなります。
介護タクシーの運転手は一般のタクシーとは違い、利用者の介助も行います。
そのため、介護タクシーの運転手として働くためには、介護スキルを身につけておく必要があります。
したがって、何かしらの介護系の資格が必要となりますが、現在最もおススメされているのが「介護職員初任者研修」なのです。
ちなみに介護職員初任者研修は2013年までには「ホームヘルパー2級」と呼ばれていた資格です。
名前の通り初任者のための資格で、いくつかある介護系の資格の中で、最も取得しやすく、基本的な介助スキルを身に着けることが出来ます。
また介護職員初任者研修の資格は、ハローワークの求職者支援訓練を利用すれば、受講料が掛からずに資格を取得することが可能です。教材費等はかかりますが、1~3万円程度です。
資格スクールを受講して資格を取得しようとすると、10万円程度の受講料がかかりますので覚えておきましょう。
研修は130時間の講習を受けた上で、修了試験に合格する必要があります。
なお、より上位の介護系の資格(実務者研修など)を有していれば、初任者研修は必要ありません。
次は一般的なタクシーと介護タクシーの運転手の違いを比較してみましょう。
仕事内容や働き方などを見ていきましょう。
介護タクシーは、一般的なタクシーよりも業務内容が広いことが特徴です。
先述している通り、業務内容に利用者の介助も含まれています。
利用者は移動に困難がある方なので、タクシーの乗り降りや車両までの移動に介助が必要になるのです。
事業所によって、送迎に伴う介助以外にも訪問介護サービスを行う場合もあるので、覚えておきましょう。
また仕事で使う車両は一般タクシーが通常のセダンタイプやミニバンタイプが多いのに対し、介護タクシーは福祉車両を使います。
福祉車両は車イスでそのまま乗降できるように作られているため、それなりの大きさが必要です。
そのため通常バンタイプが使用されることが多くなっています。
一般的なタクシーは、街中を走ったり駅前などの乗り場で待機して利用者を探す「流し」という方法と、利用者の予約に合わせた配車が一般的な運用方法です。
シフト制で勤務するので、勤務時間は不規則になりがちでしょう。
それに対し、介護タクシーは利用者の予約に合わせた配車のみを行います。
通院など介護タクシーの利用目的から、予約は日中に入るのが普通です。
そのため、一般的なタクシーと比べると勤務時間は安定しています。
ただし、急遽の当日予約対応だったり、介護業務への対応が長引き忙しくなる場合もあります。
また、給与は基本的に歩合制を敷いている一般タクシーに対し、介護タクシーは月給制を取り入れているケースが多いです。
歩合制は月々の変動が大きいですが、月給制は安定性があり、介護タクシー運転手のメリットでもありますね。
介護タクシー | 一般タクシー | |
---|---|---|
業務内容 | 送迎と介助(送迎に伴うもの) | 送迎のみ |
使用車両 | 福祉車両(バンタイプが多い) | セダンやミニバンタイプが主流 |
働き方 | 原則予約のみ 勤務時間は安定的 | 予約、待機、回送 シフト制が多く、勤務時間は不安定になりがち |
給与形態 | 月給制が一般的 | 歩合制が一般的 |
介護タクシーの運転手として働くには2つのパターンがあります。
ひとつ目が施設や事業所に所属すること。
ふたつ目が自分で事業所を開業すること。
それぞれのパターンを見てみましょう。
介護タクシー事業所だけでなく、介護系列の施設でドライバーを募集していることがあります。
既に介護士として働いている場合、介護職員初任者研修と運転免許証を保有していることと思います。
「普通自動車二種免許」の資格さえ取れば、応募できる場合も多くなります。
転職を希望している場合は、計画的に取得しておきましょう。
資格さえそろっていれば、未経験者でも受け入れている事業所も多いです。
募集条件を確かめてみましょう。
施設や事業所で働くのに抵抗がある場合は、個人で介護タクシーの事業所を開業することも出来ます。
開業する場合はいくつかの申請し許可を得たり、車両や事業所などを用意しなければなりません。
- 介護保険事業所として登録
- 運輸局に「一般旅客自動車運送事業経営許可申請」と「運賃認可申請」を行う
- 法令試験に合格
- 人員・車両・車庫・事業所要件を満たす
- 介護系資格の取得
大まかには上記の要件を満たさねばなりません。
事業開始までは多くの時間と労力がかかることは覚えておきましょう。
少子高齢化が進む日本では、介護業界の重要性はさらに増してきており、近年多くの施設や事業所が開設されています。
介護タクシーの事業所もその一つであり、介護業界全体の需要の高さから、将来にわたり安定した仕事となるでしょう。
特に利用者数の減少傾向にある一般タクシーやバス業界からの転職には、「自動車二種免許」を取得済みという観点からみてもうってつけと言えます。
また、介護タクシーの利用者の多くはリピーターです。
一度、利用者様から信頼を得られれば、次回も選んでいただける確率が非常に高いのも特徴。
開業での介護タクシー運転手志望の方は、特にモチベーションが上がるでしょう。
それでなくても自分の仕事が、他の人から信頼されていると分かるのはとても嬉しい事ですね。
介護タクシー運転手の魅力とは他に、ビスタで働く利点をまとめてみました。
- 安定した企業経営とやりがいのある仕事
- 業務間の待機場所は自由
- 社員間の人間関係に悩まずに済む
- 観察スキルが身に付く
- 希望者にはSNSやHP、広告等に関するスキルも伝授
ビスタが活動拠点としている秋田県は少子高齢化率が残念ながら日本一。
つまり我々を必要としている多くの方がいらっしゃいます。
こうしている今も需要は増え続けています。
このことは、地域の介護・医療支援の担い手として企業活動を行うモチベーションとなっていますし、安定した企業経営にも繋がっています。
そもそも合同会社ビスタは「救急隊では救えない人を救うため」に起ち上げた会社です。
「介護タクシービスタ」は人を救い、利用者様やその家族から信頼と感謝を得られる、やりがいのある仕事であると言えるでしょう。
実際に社員の救急救命士曰く「前職の救急隊時代よりも、今の方が感謝されることが増えました」とのこと。
利用者様やそのご家族からの感謝の言葉は仕事への活力となるでしょう。
ビスタの勤務形態は、自由度が高いところも魅力です。
現在の店舗は自宅と兼用、車庫も同様です。
その現状も加味し、出社後はその日運転するタクシー車両を受け取った後は、社屋以外での待機を許可しています。
つまり、送迎業務に支障がなければ、自宅で待機することも出来るのです。
車両の貸し出し、返却の手間はありますが、他事業所よりも格段に自由度は高いと言えるでしょう。
また、ビスタは開業して月日が浅く、従業員数は少ないのが現状。
そのため社員間の人付き合いに、変なしがらみはありません。
さらに上記の勤務形態もあり、社員同士の交流は最小限で済みます。
会社の人間関係に悩みがある方、不安がある方はビスタへの転職を是非検討してみてください。
ビスタの車両には血圧計や酸素飽和度測定器などの観察資機材を取り揃えています。
希望の利用者様には観察を実施し、測定結果をカードに記録します。
それにより継続的な健康状態のチェックができます。
ただし、観察にはしっかりしたスキルが必要です。
そこはビスタ所属の救急救命士が測定方法をやさしく指導します。
また機器に頼らない観察の着眼点なども救命士から教えてもらえます。
これらにより利用者様の異常をスグに発見し、大事に至らないよう手を打てるでしょう。
もちろん法令違反とならないよう、医療行為との線引きはしっかりとしていますので安心してください。
ここで身に着けた観察スキルは、プライベートでも役に立つことでしょう。
ビスタ代表は事業立ち上げの際、SNSやHP、広告などに関するスキルを身に着けています。
希望者する従業員には、代表が身に着けたスキルを伝授します。
これらのスキルは、プライベートや副業に役立てることができるでしょう。
従業員がスキルを身に着けてくれれば、業務分担もできるためビスタ全体にとっても理があります。
WIN・WINの関係と言えるでしょう。
「介護タクシービスタ」が他の介護タクシー業者と比べて最も秀でている点は、コロナ対応の搬送を得意としている点です。
このことは事業所としては強みですが、従業員としては不安がある事でしょう。
5類に引き下げられたとはいえ、コロナウイルスの対応には未だ介護・医療業界に大きな影響を及ぼしています。
世間的にも感染は衰えていることはなく、医療業界の圧迫は続いています。
そのような中、コロナ患者や濃厚接触者の搬送を行っているビスタで、介護タクシーの運転手として働くのは尻込みするかもしれません。
しかし、心配は無用です。
なぜならビスタでは徹底した消毒・衛生管理を行っているからです。
コロナ対応搬送時には、N95マスクやゴーグル・感染防止衣など、しっかりとした感染防止装備を身に着けて業務を行っています。
また搬送後には、病院や救急隊と同様の方法で、車内を徹底的に消毒をしております。
自身にも利用者様にもコロナ感染させることはありません。
実際に今まで、ビスタ社内でコロナ感染したものはおりませんので安心してください。
むしろ、ビスタで働くことは感染症への予防対策を覚えられる、という事でもあります。
これもメリットの一つであると言うことも出来るでしょう。
ですので、コロナ搬送を理由に応募をためらう必要はないのです!
前述した通りビスタは開業から月日の浅い企業です。
業務車両はありますし、その他の必要資機材も十分取り揃えています。
営業することに問題はなく、利用者様からの評判も上々です。
しかし、従業員数は少なく、専用店舗もこれから用意しなければならないこれから成長していく会社です。
つまり今のビスタには、これからの会社を共に作り上げていく楽しさがあります。
あなたもビスタで働いてみませんか?
年齢や学歴は問いません。
ただし利用者様と直に接するため、礼儀正しい接客スキルは必要です。
また、普通自動車運転免許の資格は必須としていますので、ご注意ください。
フルタイム勤務を行う正社員の他、パートタイムでも募集しておりますので、気になる方はお問い合わせください。
その他に、業務委託という形でビスタの業務に携わって頂くことも可能です。
その場合、歩合制となりますので、頑張った分だけ自分に返ってきますよ!
こちらも興味を持っていただかれた方は、是非お問い合わせください。
いかがでしたか?
この記事で、あなたが介護タクシーとその業務に興味を持っていただけたのなら幸いです。
あなたも介護タクシーの運転手となり、移動でお困りの方を一緒に助けていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。