福祉タクシーは1人開業できる?-最低人員と必要ポジション

福祉タクシーの1人開業

「福祉タクシーを開業したいけど、1人で始められるかな?」

「何かビジネスを起ち上げたいけど、まずは小さくはじめたいな…」

この記事を読み始めた方は、具体的に福祉タクシーや介護タクシーの開業を検討している方も、漠然と起業を考えられている方もいらっしゃると思います。

ですが、共通しているのは「1人」もしくは「少人数」での起業を考えているということ。

筆者も大賛成です。

なぜなら、ビジネスは「小さく始めて、徐々に拡大する」のが基本ですからね。

その点、福祉(介護)タクシーは小さく始めるのに、とても適した事業です。

そこで今回は、福祉タクシーを始める時の最少人数と営業許可に必要な役割について、説明したいと思います。

この記事は…

  • 福祉タクシー・介護タクシーの起業を検討している方
  • 小さく確実にビジネスを始めたい方
  • セカンドライフに向けて、仕事をゲットしたい方

…などにお読みいただけると幸いです。

福祉タクシー開業に必要な人数

最初に結論から言うと「福祉タクシーで1人開業は可能」です。

ですが、日本のどこでも1人で開業できるわけではありません。

では、最低人数はというと…2人の地域もあります。

地域別は下記の表の通りです。

2人開業地域北海道・中部・近畿・四国
1人開業地域東北・北陸・関東・九州

では、なぜ地域でわかれているかというと、規制の緩和に地域差があるからです。

福祉タクシーの営業を許可してもらうには、必要な4つのポジションに就く人員を用意しなければなりません。

「ならば4人必要なのでは?」…となりますが、そうでもありません。

なぜなら、これらのポジションは1人が兼任できるのです。

ただし、地域によっては規制が厳密であるため、「運転者」と「運行管理者」「指導主任者」のポジションが兼任できません。

まあ、1人では点呼に応えることが出来ませんからね…

ともかく、規制が厳密な地域では、福祉タクシーの開業には最低2人必要、となるわけです。

いずれにせよ、他の運送業と比較すると、小さな規模で開業することができます。

また、「営業許可に必要なポジション」については後述します。

一人開業OK

福祉タクシー1人開業のメリット・デメリット

1人もしくは2人の少人数で、福祉タクシーが開業できることは、わかって頂けたと思います。

ですが、少人数で開業することのメリットとは何でしょうか?

反対に、デメリットはないのかも見ていきましょう。

1人開業のメリット

メリット
  1. 初期費用、維持費などのコストが安い
  2. 他運送業よりも開業しやすい

1.初期費用、維持費などのコストが安い

最大の恩恵は費用が安いこと。

最低人員が2人の地域でも、車両は1台からもOKです。

そのため、初期費用や維持費は大幅に削れますし、人件費も同様です。

さらには条件を整えれば、営業所や車庫も自宅との兼用が可能。

これにより、さらに経費が大幅に削減されるので、事業を安定させやすくなります。

2.他運送業よりも開業しやすい

1~2人だからこそ、開業へのハードルはグッと下がります。

他の運送業を見てましょう。

例えば、法人タクシー運送トラックであれば、起業できるのは5台~となります。

つまり、車両5台分の購入・維持費、5人分の人件費、5人以上が事務仕事可能な営業所と5台以上の駐車場…

さらにタクシーはまだしも、トラックは普通車よりも大きいですから、余計に経費もかさみます。

…恐ろしいですね。

当然、志を同じくする人材を集める必要も出てきます。

こうして比べてみると、福祉タクシー参入のハードルは他よりもグッと低いのが解って頂けたと思います。

法人タクシー

では、個人タクシーとの比較はどうでしょう?

福祉タクシーの開業には「二種免許」が必要なだけですが、個人タクシーの開業にはさらに以下の要件が加わります。

  • 準備金200万
  • 65歳未満
  • 実務経験10~15年
  • 無事故無違反3年以上
  • 5年以内の前科無し

かなり厳しい、と言えるでしょう。

なかでも「実務経験10~15年以上」は最大のネックです。

要は、経験者でなければ、個人タクシーを起業したくても出来ません。

さらにタクシー台数飽和状態の地域では、事業継承することでしか開業が出来ない地域もあります。

1人開業のデメリット

デメリット
  1. 同じ時間帯の依頼を断らざるを得ない
  2. 全てを自分で行わなければならない

1.同じ時間帯の依頼を断らざるを得ない

同じ時間帯に予約が重なってしまうと、どちらかを断るしかありません。

しかし、一度予約を断ると、ほとんどの利用者は次から依頼してくれません。

これが最大のデメリットです。

リピーターを獲得することが事業継続のカギですが、その機会を逃すことになります。

そこで、多くの福祉タクシー事業者は予約が重なった時は、他の同業者に「紹介」という形で送迎を依頼します。

つまり横のつながりを強くして、お互いをカバーしあっているんですね。

数年以上存続している福祉タクシー事業者のほとんどが、同じ形式をとっていると言われています。

握手-助け合い

2.全てを自分で行わなければならない

1人で開業するということは、事業に必要なすべてを自分一人で行うという事です。

送迎はもとより、その後の会計処理顧客管理マーケティングに至るまで、全てです。

開業前は、事業計画の立案や資金調達などの準備と並行して、市場調査や広報活動などのマーケティングを行わねばなりません。

開業後は、利用者の送迎をこなしつつ会計や税務などの事業運営、さらに営業活動やSNS運用によるアピール、マーケティングの継続も必要です。

そして、利用者の増加にしたがって、負担も増大します。

また、病気やケガなどで長期離脱すると、一度ついた利用者が離れる危険があります。

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営業許可に必要な4つの役割

前述した通り、福祉タクシーの営業許可を取るのに4つのポジションが必要です。

それらのポジションが下記の通りになります。

福祉タクシーに必要な4つのポジション
  1. 運転者
  2. 運行管理者
  3. 整備管理者
  4. 指導主任者

1.運転者

車の運転をするドライバーになります。

福祉タクシーですので、乗り降りに関する介助も行います。

資格として、必要なのは旅客を運送するための「第二種運転免許」のみ。

介護の資格は必須ではありませんが、実際に介護スキルが必要な場面もあるため、基礎的な「介護職員初任者研修」を取られる方も多くいます。

2人地域の運転者の方は「運行管理者」および「指導主任者」との兼任は出来ません。

運転者

2.運行管理者

運行管理者とは、その名の通り運転者を管理するのが仕事です。

具体的には、運転者の健康状態の確認やアルコールチェックを行います。

また、天候などからその日の運行の可否を判断します。

運行管理者となるには、資格が必要ですが、4台以下の営業所は無資格でも構いません。

3.整備管理者

車両の日常点検の方法を決め、日々の記録をとり、使用の可否を判断します。

実際に整備が必要な時は外注もOK。

さらに、4台以下の営業所であれば、自動車整備士の資格も必要ありません。

自動車整備士

4.指導主任者

運転者を指揮監督するのが、指導主任者となります。

この指導主任者に特別な資格は必要ありません。

しかし役割上、運転者への指導がおおくなるため、運転者と兼任しない方が良いとされています。

当然、2人地域では兼任できません。

営業許可申請の時に「指導要領」を作成し、その通りに指導を行います。

業務内容的に社長などの上役が行うべきポジションになります。

2人地域で多いパターン

2人地域で福祉タクシーを開業されている方は、車両は1台で「夫婦で経営」というパターンが多いです。

夫が「運転者」および「整備管理者」で、妻が「運行管理者」、「指導主任者」というのが王道パターンになります。

これならば家族で完結できるため、自宅での開業にも大きな支障はありませんね。

~最後に~

いかがでしたか?

福祉タクシーは地域によって1人で始められる地域と2人必要な地域があります。

2人地域の場合は「運転者」と「運行管理者」「指導主任者」は兼任できないことに注意しましょう。

いずれにせよ、福祉タクシーの起業は少人数で、必要な資格も少なく、費用も安い!

「小さく始めることができる」良い事業モデルと言えるでしょう。

この記事があなたの一助となれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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