福祉タクシー事業にも、SEO対策が成されたホームページが必要です。
なぜなら、頑張って作成したホームページも、利用者の目に入らなければ意味がありませんからね。
では「SEO」とは、なんでしょうか?
見慣れない方も多いと思います。
簡単に表現するなら「ホームページを皆に見てもらうための方法」です。
このSEOを行うと行わないのでは、長い目で見ると閲覧数に大きな差が生まれるでしょう。
それは将来の売上を左右する数字となりえます。
そこで今回は、ホームページを上位表示させるためのSEO対策の基本について、解説していこうと思います。
この記事は…
- 福祉タクシーの開業について興味のある方
- 介護タクシー開業済みの方で、HPを作成したい方
- ホームページを開設したけど放置している方
…などにお読みいただけると幸いです。
顧客に見てもらえるホームページを作成しましょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字を取った略語で、「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、グーグルなどの検索サイトのランキングで上位表示されるための施策のことを言います。
ここで…「利用者はWebサイトを見ない高齢者ばかりの福祉タクシーに、そもそもホームページが必要なの?」と思われた方はコチラをご覧ください。
自身のサイトを上位表示させるために、まずはどのようにして検索順位が決まるかを見ていきましょう。
グーグルは3つのステップを踏んで、検索順位を決めています。
それが「クロール」「インデックス登録」「ランキング」です。
それぞれの役割は以下の通りです。
クロール | 「クローラー」と呼ばれるロボットが、各Webサイトを巡回してページを読み取る |
インデックス登録 | クローラーが読み取ったページを、検索エンジンのデーターベースに登録 |
ランキング | 登録されたページをアルゴリズムに従って分析し、掲載順位を決定する |
以上の工程を経て、掲載順位は決定されます。
つまり、どんなに良い記事を書いても、クローラーが回ってこなければ、検索しても表示されません。
またインデックス登録されなくても、同様です。
「クローラーが巡回してこない」「なぜかインデックスに登録されない」といった問題は、それなりの頻度で発生します。
特に規模が大きいサイトでは頻発しますので、問題を見つけることが出来る「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」で定期的に確認しましょう。

またSEO対策には大きく分けて2種類の対策があります。
それが自己サイト内でできる「内部対策」と、外部のサイトから働きかけてもらう「外部対策」があります。
ここでも2つの対策に大別できます。
ひとつ目は、検索エンジンに向けて行う「テクニカルSEO」。
検索エンジンがコンテンツやサイト構成などを正しく理解できるように、サイト内部の構造を最適化する施策です。
例えば、サイトマップを設置したり、関連コンテンツを内部リンクで結んだりします。
ふたつ目は、読者に向けて行う「コンテンツSEO」です。
質の高いコンテンツを発信し続けることで、上位ランキングを獲得し、検索エンジンからの流入を増加させる施策です。
そのためには読者のニーズを的確に把握して、それに対する情報を明示します。
特に、独自の情報や信頼性の置ける情報を掲載したページが、重視される傾向にあります。
SEOにおける外部対策とは、外部のサイトから自分のサイトを取り上げてもらうことで、信頼性を獲得しようというものです。
実物の商品でも、関係者以外の人から紹介されたり、大勢からおススメされれば「いい商品なのだな」と感じますよね。
同じように、外部のサイトに自社の商品やサービス名が記載されていたり、リンクが貼られていたりすれば、自分のサイトの評価に繋がります。
特に信頼性の置けるサイトや、多くの人が利用するサイトからのリンクは、大きな評価に繋がります。
SEOには多くの施策がありますが、まずは初心者でも実施できるものから意識して取り組みましょう。
- キーワード選定
- タイトルと見出しとメタディスクリプション
- E-E-A-Tを意識したコンテンツの質
- ユーザビリティを意識
- 内部リンクの設置
- 外部リンクの獲得
- 定期的なリライト

まずは、最も重要と言っても過言ではない「キーワード」の選定です。
というのも、自分が検索サイトで調べ物をする時、行動を思い返すとわかるでしょう。
まずは、検索窓に調べたいモノや用語などの「ワード」と、説明や付属する関連用語を入力して調べ始めると思います。
これらの用語が「キーワード」と「サジェストキーワード」です。
自社の商品やサービスが「どのような用語で、どのように検索されているか?」を知れば、それに合わせたコンテンツを用意できるようになります。
「キーワード」は顧客のニーズを映し出す鏡と言えるでしょう。
このキーワードを的確に選定することが、SEOの基本にして王道と言えます。
キーワードの選定には「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」などのツールを用いると良いでしょう。
どちらも無料版を使用出来ます。
そのコンテンツで伝えたいこと簡潔に表したものがタイトルです。
つまりタイトルとは、コンテンツの「顏」のようなものと言えます。
グーグルなどで検索すると、ランキング形式でページごとに列挙されており、その中でも大きな文字で表示さています。
それに対し、見出しとはコンテンツの章ごとにつける題名のことで、「大見出し」と呼ばれます。
章の内容を細分化するため「中見出し」や「小見出し」も用いられます。
これらのタイトルや大見出しに、「キーワード」を適度に盛り込むことがSEO対策として重要です。
なぜなら、タイトルにキーワードを盛り込むことは、検索エンジンがコンテンツの内容を正しく判断する材料になるからです。

また、タイトルを見ただけでコンテンツ内容がわかるようにすることも重要です。
あまたの競合コンテンツがあると、一瞥して内容が判別できないタイトルでは、誰も中を見てはくれません。
同様の理由で、タイトルは30文字程度に収めるようにしましょう。
デバイスにもよりますが、30文字以上ではタイトルの端が切れてしまい、内容が判別できない事があります。
多くのキーワードをタイトルに盛り込みたい気持ちは理解できます。
しかし、長く不自然な日本語にならないよう注意しましょう。
E-E-A-Tとは、グーグルがサイトの品質を評価するために設けている概念です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記を表す略語で、コンテンツ内容に重要な4つの要素です。
これらは発信されている内容により、重視される項目が異なります。
一般的な商品・サービスのレビューならば、「経験」が重視されますし、学術的な内容ならば「専門性・権威性」が、災害関連ならば「信頼性・専門性」が重視されるでしょう。
これらを意識しながら、質の高いコンテンツを作り上げる必要があります。
したがって、サイト内には以下の点を明示すると、閲覧者からの信頼を得やすくなるでしょう。
- 運営会社、販売会社、製造元(信頼性)
- 執筆者、監修者などのプロフィール(体験、専門性)
- 情報源の引用元(権威性)
ユーザビリティとは、サイトを訪問したユーザー(閲覧者)が感じる利便性、快適性を指します。
どこにどのコンテンツがあるか判別しやすいトップページ。
ユーザーにとって見やすい配置やデザイン。
文章を補足する図解や表の付属。
はては、ページの読み込み速度までが取り上げられます。
素晴らしい内容のコンテンツでも、過剰な広告が表示されるようでは不快を招きます。

関連のあるコンテンツ同志を内部リンクで繋ぐことは、手軽かつ有効なSEO対策です。
クローラーはリンクが集中するページを、重要コンテンツと認識します。
さらに、内部リンクは関連ページへの巡回を促すため、一石二鳥の施策と言えるでしょう。
ただし、内容と関係のない内部リンクは控えましょう。
グーグルからのマイナス評価につながりかねませんし、第一ユーザーにとって失礼です。
外部リンクとは、あるWebページから別の外部ページへのリンクのことを指します。
自身のページに繋がる外部からのリンクを「被リンク」ともいい、自己サイトの信頼性が高まります。
つまり被リンクは、外部から評価されたという証でもあるのです。
体験に基づく独自の見解や、アンケートや蓄積データーを基にしたコンテンツなどを掲載すると、外部リンクを獲得しやすい傾向にあります。
ユーザー数の多い外部ページや信頼性の高い外部ページから被リンクであれば、多くの流入が期待できるようになるでしょう。

リライトとは、すでに公開しているコンテンツを加筆・修正することです。
多くのユーザーは、公開されているコンテンツが「いつ」の情報なのかを気にします。
法改正や世論の変化などにより、数年前の情報が役に立たないことも、ままありますからね。
それは検索エンジンのアルゴリズムも同様で、情報の鮮度を重視する傾向があります。
定期的にコンテンツの内容を修正することで、検索上位掲示を狙いましょう。
ただし、リライトにもそれなりの労力と時間がかかります。
そのため、リライトは以下の2つを優先的に行いましょう。
- コンバージョン(申込み、問合わせ、資料請求)目的としたページ
- 検索上位に食い込めそうなページ
申し込みや資料請求のコンテンツを上位表示できれば、収益アップに繋がります。
リライトしない手はありません。
また、検索上位出来そうなランキング11~30位当たりのページは、積極的にリライトしていきましょう。
ちょっとした変化で、トップページ入りが出来るかもしれません。
いかかでしたか?
高齢者利用率の高い福祉タクシー事業であっても、ホームページは有用です。
しかしながら、ユーザーに届かなければ意味はありません。
そのためにもSEO対策はしっかりと行う必要があります。
一見難しそうに見えるSEO対策ですが、まずは3つ。
「キーワード」、「有益な情報」、「ユーザビリティ」を心がけて作成してみましょう。
この記事があなたの一助となれば幸いです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。