秋田の介護タクシービスタ~コロナ対応など主要事業を紹介

2022年7月から秋田で事業を展開している「救急救命士の介護タクシービスタ」。

弊社は誕生してから日も浅いため、知名度が低くく…というか無いに等しいのが現状。地元の秋田市でもこれからといったところです。

それでも弊社は「コロナ対応搬送」や「オンコール代行」など、利用者のニーズに適したサービスを提供しようと心がけております。

今回は、ビスタの提供サービスや掲げる理念を皆様に簡単に知っていただけるよう、この記事にまとめました。

ご利用をお考えの皆様にご一読いただければ幸いです。

ビスタスタッフは救急救命士

まずは、運転業務などで皆様に直に接するスタッフについて説明します。

ビスタスタッフは、全員が国家資格である救急救命士の資格を持っています。

救急救命士とは、病気やケガで動けない人を発生場所から医療機関に搬送するまでの間、傷病者を観察し必要な処置を施すスペシャリストです。

バイタルサイン測定や心肺蘇生など、緊急時に必要な処置を専門的に行います。さらには気管挿管や静脈路確保など、医師の指示のもとでは特定の医療行為も可能です。

いわば、救急救命士は病院前救護の専門家といえるでしょう。

資格を取るには、専門学校などで2~4年のカリキュラムをこなす必要があります。

また救急現場で5年以上の経験を積んだ消防職員が取得する場合も、救命士専門の養成所で7か月間の研修を受けねばなりません。

医療知識や介助・搬送技術を学ぶのにこれだけの時間をかけています。(ちなみに介護タクシーに必要な「介護職員初任者研修」は夜間コースで約3~4か月。)

さらには弊社のスタッフは長年消防署に勤務し、救急車に乗り込み活動してきました。本当の救急現場を乗り越えてきた経験があります。

私たちビスタは、この知識と経験を活かし、秋田をはじめとして困っているの皆様のお役に立ちたいと考えております。

ビスタの主な事業

私たちビスタは、主に3つのサービスを皆様に提供しております。

ビスタの主要提供サービス
  • 介護タクシー事業
  • コロナ対応搬送
  • オンコール代行

以上のサービスをそれぞれ紹介します。

介護タクシー事業

ビスタは「救急救命士の介護タクシー」を謳い文句に、介護タクシーを根幹事業として営んでおります。

介護タクシーとは、高齢者や体の不自由な人など介護を必要とする人を、特別仕様の車両を用いて快適に目的地までの送迎を行うタクシーの事です。

この介護タクシーは大きく二つに分けられています。

ひとつは保険適用により利用に制限のある「介護タクシー」。もうひとつは保険適用は無いものの、様々な目的に利用可能な「福祉タクシー」に分けられます。

介護タクシーの車両

通院や介護施設への送迎利用

介護タクシーの最も多い利用目的は、普段の通院や介護施設などへの送迎です。

ビスタでは救命士の資格を活かし、血圧などのバイタル測定も無料で行っております。継続して行う事で体調管理に役立つでしょう。

移動中に健康相談などもしていただけると嬉しいです。

また緊急搬送により磨かれた運転で、快適な送迎を行っております。

さらに車両にはAEDなどの機器も備え付けられており、万が一の容態の変化にも素早く対応。救急救命士の知識と経験で、皆様に安心・安全な搬送をお約束いたします。

観光などの要望に合わせた対応

また、ビスタは福祉タクシーとしての利用も可能です。

例えば観光や冠婚葬祭、日々の買い物のサポートまで、様々なニーズに合わせた対応が可能です。

要望いただければ、乗降介助や病院受付のみならず、目的地到着後の移動介助や付き添いなども行います。お気軽にご相談ください。

介護タクシーを利用

具体的には、「普段は施設に入居しているが、お孫さんの結婚式に立会いたい」などといった場合です。

外出の許可は下りていても、介助も必要だし、容態悪化の不安は拭えない。こんな時、弊社のスタッフが付添うことで、容態変化にも素早く気づき、適切な処置を行うことができます。もちろん、送迎も介助もお任せください。

同様に、ご旅行などにも力になれるでしょう。

移動から付き添いまで、家族の思い出づくりに是非ご協力させてください。

コロナ搬送対応

ビスタは2023年1月現在、秋田県のタクシー業界で唯一、コロナに対応した搬送を行っています。

コロナ陽性者だけでなく、濃厚接触者となった家族、発熱症状のある方なども受け付けております。

厚生労働省からは、陽性者に限らず、コロナを疑われる症状の人は公共交通機関の利用を避けるよう勧告されています。

自分で運転しようにも具合が悪くてできない

かと言って、家族に送ってもらうのはコロナをうつしてしまわないか心配

そのような悩みをかかえたあなた。

ビスタにお任せください。

感染対策したスタッフが送迎いたします。ご家族は自家用車で病院に向かわれてもよし。病院内での付き添いが厳しい場合は弊社スタッフが院内付き添いまで請け負います。

コロナ対応、消毒作業

また専用車両は使用後に徹底的に消毒するので、他の利用者へ感染する心配もありません。

使用する消毒薬剤は、病院や救急隊と同様の物を用いております。

気になるであろう料金は、通常の搬送に2000円をプラスするだけです。

安心してご利用ください。

出張型コロナ検査サービス

さらにビスタでは、出張型のコロナ検査サービスも行っております。

検査を受けたくても病院が見つからない。家族全員に発熱などの症状があり、外出できない。検査キットのストックが切れてしまった。

このような時は是非ご利用ください。

ご連絡いただければ、スタッフが検査キットをお届けし、その場で検査いたします。

料金は「出張料+検査キットの個数分」になります。

多少の費用はかかりますが、検査キットで陰性ならば、過剰な消毒作業も必要なくなります

家庭内のストレスも大幅に軽減されるのは間違いありません。

オンコール代行

ビスタでは、介護施設の悩みの種であるオンコールの代行事業も行っております。

オンコールとは、施設入居者の緊急時に備え、勤務時間外であっても呼び出しにいつでも対応できるよう待機することです。

そのため、医療知識を持つ看護師がオンコール勤務に割りあてられます。

不安と緊張のコールストレスに加え、真夜中でも対応しなければならないので、私生活が侵害される原因となります。

オンコールは看護師にとって、とても負担の大きい勤務なのです。

そのため看護師の離職や転職の原因ともなっています。

人手不足の介護施設では、経営者泣かせでもあります。

このようにオンコールは看護師にとっても、経営者にとっても大きな悩み

その悩みビスタが解決します。

秋田のオンコール代行ビスタ

ビスタでは経験豊富な救命士がビデオ通話で、現場処置の的確な指示を行います。

また、事業所のある秋田市内では必要に応じ、駆付け対応も行っております。

さらには救急車への同乗も可能ですので、夜間帯の現場スタッフを削られる心配もありません。事案に対する報告書も翌朝の申送りに間に合うよう提出いたします。

オンコール勤務を外部委託することで、看護師の負担を減らし、人手不足解消にもつなげましょう。

ビスタの理念

緊急性はないけれど、確実に救いを求める人が存在する。悩みを抱えて困っている人がいる。

その悩みを解決する。

これこそ私がビスタを起ち上げた理由です。

ビスタ代表である私の前職は消防士。

救急救命士として救急車へ乗り込み、119番通報先の救急現場へ駆け付ける毎日を送っていました。

そこで、私は様々な問題を含んだ救急現場の現状を目にしてきました。

なかでも私の目を引いたのは、救急車の不適正利用の問題です。

救急車の適正利用について

適正利用に関しては、社会問題にもなり、よくポスターなども作られていますよね。

「救急車だと病院が早く診てくれる」といった自分勝手ともとれる理由で119番する人もいれば、「鼻血が出た」「いつもの腰痛」などといった明らかに緊急性のない症状で、救急車を呼ぶ人もいます。

私が経験した中で最も驚いた理由は「今日から入院だから」といったものです。お婆さんが両脇に大きな荷物を抱え、自宅の玄関前に立っていました。これには目が点になりましたね。

秋田市の消防年報のデーターを見れば、救急搬送の実に52%が軽症です。秋田市の救急件数は年間で11000件以上ですから、ざっくり言っても約5500件は救急搬送の適応外と言えます。

適応外の人が救急車を利用してしまうと、本当に救急車が必要な人が困ってしまうことになります。

鼻血の人を搬送し、瀕死の方が放置されてしまう状況が生まれているのです。自分の家族や恋人が事故にあって死にかけている時、救急車が来ない…恐ろしいですよね。

なので、救急車を適正に…緊急性のある場合に利用して欲しいのです。

しかし、その適正利用の問題の中に、私は隠された問題があることに気づきました。

それこそ「緊急性はないけれど、救いを求める人が存在する」ことだったのです。

緊急性はないけど救いを求める人たち

きっかけは、ある老夫婦のご家庭に出動した時でした。

介護が必要なお爺さんを、お婆さんが世話をして二人で暮らしていたのです。

その日、お婆さんが自宅のトイレで転倒し、右足を捻挫してしまったのです。

動くことが困難になってしまったお婆さんですが、緊急性があるとは言えません。

ですが、怪我した右足で運転して病院には行けません。お爺さんに頼ることは出来ません。それどころかお爺さんには介護が必要です。

困ってしまったお婆さんは救急車を呼んでしまった…そんな事案でした。

救急車の利用には「緊急性」が必要です。

その点でいえば、この事案は緊急性のない事案であり、適正利用とは言えません。

なぜなら一分一秒を急がないと、死んでしまうわけではありませんからね。

しかし、この事案には確かに「救い」が必要だったのです。

事実、救急隊はお婆さんだけでなく、お爺さんも搬送しています。

それから私は「どうしようもなくなって、救急車を呼んでしまった」という事案に、関心がいくようになりました。

秋田県は全国の中でも最先端の高齢化社会。

想像以上に「どうしようもなくて救急車を呼んだ」事案が多かったのです。

そして、私にできることを考えた結果「介護タクシー」に行きつきました。

最後に

緊急性のない52%の中に、決して少なくない割合で、救いを求める人たちが隠れています。

救急隊では「緊急性のある人」しか救えない。

私は、救いを求める人たち皆を助けるため「救急救命士の介護タクシービスタ」を起ち上げました

ビスタは「介護タクシー」業をはじめ、「コロナ対応搬送」「オンコール代行」の3つを柱として事業を展開しています。

いずれの事業も、その先に困っている人がいます。

私たちを呼んでください。

ビスタはその悩みを解決します!

ビスタの車両と車イス

この記事で、私たちビスタの事を少しでも知って頂けたなら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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