あなたの介護タクシー事業に配車アプリの導入を検討してみませんか?
皆さんご存じの通り、日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでおり、高齢者や障害者など移動困難者の移動支援は社会課題のひとつです。
その移動支援を担う存在として、われわれ介護タクシー事業者は社会貢献を兼ねて重要な役割を果たしております。
その介護タクシーを利用するには、まず「電話で予約」が一般的です。
現状の介護タクシー業界では、この「電話で予約」という従来型のやりとりが当たり前すぎて、予約・配車の煩雑さが利用者・事業者双方に負担を強いていることに、気づいている人はあまりいません。
そんななか、お隣(?)の一般タクシーの業界では「配車アプリ」のサービスが定着。
その流れが、我々介護タクシー業界にも影響を及ぼし、配車アプリの導入が少しづつ始まってきています。
地域によっては、このデジタル技術を活用した「配車アプリ×介護タクシー」のスタイルが新しい潮流として注目され始めました。
そこで今回は、介護タクシーの依頼における現状と課題、配送アプリ導入によるメリットについて解説していきます。
この記事は…
- 新たな顧客を獲得したい福祉タクシー事業者
- 介護タクシーの開業希望者
- なんらかの事業を立ち上げたい方
…などにお読みいただけると幸いです。
介護タクシーは高齢者や障害者の通院、施設間移動や買い物など、日常の外出に特化した送迎サービスです。
利用者の身体状態に応じた対応が必要になるため、運転手の多くは介助の資格を持っているのが一般的。
そのため、一般タクシーとは異なる専門性が求められます。
しかし今なお、予約システムは大部分が電話による受付で行われており、以下のような課題があります。
- 複数業者への確認が必要
- 予約対応の負担が事業者に集中
- 文面に残らないための利用者側の不安

利用者は条件に合う車両や介助内容を伝えるため、複数の事業者に電話をかける必要があります。
これが利用者や家族に大きな手間がかかり、大きな負担となっていることがあります。
いつも利用している介護タクシーならば良いのですが、いつでも利用できるとは限りません。
事業所側が突然のお休みをいれることもあれば、予約が満杯のこともあります。
もし、条件に合う事業者が見つからない場合、電話の掛け直しを何度も行う必要が出てくるでしょう。
この作業に30分〜1時間といった時間がとられることは、決して珍しくはありません。
多くの介護タクシー事業者は個人事業主や小規模事業です。
つまり専門の予約センターなどは持っていません。
一台一人体制…つまり一人親方が一般的ですからね。
そのため、現場のドライバーが予約の管理もしなければなりません。
忙しい時には、ヘッドマイクなどを用いて走行中に予約電話対応を行わなければならないのです。
現行体制では、効率的な運用が難しいと言わざるを得ません。
加えて、電話対応中は新たな依頼を受けられないという機会損失も生じています。
たとえ、いつも利用している介護タクシーであっても、身体状態や介助内容によって対応の可否は変わります。
そのことを利用者や家族が正確に条件を説明できないと、予約後にトラブルに発展するケースもあります。
これが電話でなく、文面に残るようなラインやメールなどの予約であれば、言った言わないのトラブルは回避できます。
また、介護タクシーは通常のタクシーより割高になる場合もあり、料金面の透明性も課題として挙げられます。
文面に残るような形で、おおよその料金を明示されれば、利用者の潜在的な不安は大幅に軽減されるでしょう。

以上のように、介護タクシーの予約はまだまだアナログです。
利用者、事業者双方に負担がかかるばかりか、潜在的なリスクも含んでいます。
また、利用ニーズを十分に拾い切れていないのが実情で、改善の余地があふれています。
電話予約の弱点解消のため、最近注目されているのが「配車アプリ」になります。
この配車アプリとは、一言でいうと「行きたい人と行ける車を結びつけるマッチングシステム」です。
タクシー業界では、当たり前ともいえるサービスですが、介護タクシー版では一部異なる面もありますので、概要を抑えておきましょう。
- 1.利用者がアプリで「配車リクエスト」の条件を入力
まずは出発地・目的地、利用日時、介助の有無や種類、同乗者の有無などを入力します。
これらの条件は「配車リクエスト」と呼ばれています。
- 2.リクエストがサーバーに送られる
入力された配車リクエストは、アプリの運営会社のサーバーへ送信されます。
その情報をもとに、条件に合う事業者、車両を自動で検索。
- 3.サーバーから条件に合う事業者へ一斉通知
サーバーは条件を満たしている事業者へ一斉に通知します。
つまり利用者が「電話で一件ずつ探す」手間が無くなります。
また、事業者も新規顧客からの依頼を受けることが可能となります。
- 4.事業者が対応の「可・否」を判断(もしくは見送り)
通知を受けた事業者が「対応の可否」を判断します。
そして可能なら「受注希望」、不可なら「辞退」を送信。もしくは見送ります。
- 5.対応可の事業者が見積もりをサーバーへ送信
受注希望の場合は「見積もり」も同時に送信することも多くあります。
見積もりには「料金」「対応内容」などが記載されています。
- 6.利用者は提示された複数事業者から利用する事業者を選択する
最後に、利用者がアプリから届いた事業者の提示内容から好みのものを選んで、マッチングは完成します。
以上がアプリのおおまかな工程になります。
前述したとおり、配車アプリは、「利用者の依頼情報」と「事業者(ドライバー)の空き状況」をデジタル上で結びつけるためのもの。
ただそれだけですが、双方にとって大きな労力を省き、その他にも多くのメリットがあるのです。
そのメリットについては次項以降に後述します。

一般的な配車アプリでは、配車確定後にもいろいろな情報が確認できて便利です。
代表的な機能は以下の通り。
- 予約内容の確認
- ドライバー情報の確認
- 到着予定時刻の把握
- 事前連絡・チャット
- 履歴管理
もちろんすべてのアプリが以上の機能を有しているとは限りません。
さらには独自の機能を備えたアプリもあるでしょう。
いずれにせよ、電話では確認できない多くの項目が、後々でも確認できるのは配車アプリの大きな利点ですね。
さらに、介護タクシー版の配車アプリでは、以下の項目が追加されていることがあります。
- 介助レベルの入力
- ドライバー資格の確認
- 車両設備(リフト・ストレッチャー)
- 事前見積り
- 指名予約
- 予約確定後の介助内容の再確認
- 送迎時の注意点の共有
運転手がどの程度、介助のスキルを身に着けているかがわかります。
さらにそれは、資格によって裏付けされているかも確認できるので、利用者にとって安心材料となります。
必要があれば指名予約が出来る機能もあります。
そのため、信頼している「いつもの」介護タクシーを予約することも可能です。
信頼関係を築いた介護タクシーを利用できるのは利用者にとっても、事業者にとっても嬉しいことですよね。
予約確定後も介助内容や送迎時の注意点などを確認できます。
その作業もアプリ上なので、気兼ねする必要もありません。

なぜ、従来の電話予約より、配車アプリが便利なのかを確認しておきましょう。
配車アプリ
- 一度の入力で一斉送信
- 事業者の空き状況が確認できる
- 条件が正確に伝わる
- 後々に確認できる
電話予約
- 1件ずつ電話
- 空き状況がわからない
- 同じ説明を何度もしなければならない
- 後に残らないためトラブルのもとになる
こうしてみると、システムが依頼者の手間を大きく肩代わりしてくれているのがわかりますね。
これが配車アプリの最大のメリットといえるでしょう。
下手すれば1時間かかっていた予約依頼も、5分の入力で終わることになります。
リピート利用の「いつもの予約」であれば、保存機能を利用すれば1~3分程度で依頼送信できるでしょう。
さらには文面に残るため、情報が正確に伝わり、トラブルが避けられるのも大きなメリットです。
見積もりも見られるため、料金への不安が少なくなるのも大きなメリットといえるでしょう。
料金の可視化は事業者側が考えるより、利用者に安心感を与えるものなのです。
- 予約・配車管理の効率化
- 事業者への予約が増える
- 顧客データーの蓄積・活用
- 信頼性・ブランディングの向上
利用者側に大きなメリットがあるように、配車アプリは事業者側にも大きなメリットがあります。

アプリ上で依頼内容が即時通知されるため、電話対応による時間的ロスが減ります。
つまり、運転中だからといって予約依頼をスルーすることも少なくなります。
これは一人一台体制の多い介護タクシーの個人事業主にとって、大きなメリットといえるでしょう。
また、運転中の予約対応も減り、安全な送迎に集中できます。
さらにはスケジュール管理機能が付属していれば、空き時間の有効活用や効率的な稼働計画が立てやすくなります。
アプリに登録することで、営業活動に力を入れなくても、新規の利用者から依頼が来るようになります。
配車リクエストの条件に合えば、一斉に依頼が送信されるためですね。
特に個人事業主の場合、アプリを通じた依頼増加が収益向上に繋がる可能性が大いに高まるでしょう。
予約履歴や需要の傾向データを蓄積できるため、効率的な運用につなげられます。
これは個々のドライバー・事業者が独自に蓄積しにくい資産であり、アプリを活用する大きなメリットといえるでしょう。
積み重ねていけば、あなたのマーケティング力を、大いに活かせる土台を作ることが出来ます。

ドライバー評価や事業者情報の掲載により、自身の強みを利用者に見てもらうことが出来ます。
つまり安心・信頼できる事業者として、意識的に利用者から選んでもらうことも出来るのです。
事業者としては、サービス内容や資格の有無などで、強化してきたブランディングを存分に披露する場ともなるでしょう。
今までは、個々に発信してもどうしても埋もれてしまいがちだったブランディング。
それが、同じ土俵で他社と比較して披露できることは、力を入れて取り組んできた事業者には大きな強みとなるでしょう。
いかがでしたか?
介護タクシーが抱える予約・配車の課題は、その多くを配車アプリ解決できます。
利用者は手軽さと安心感を手にし、事業者は効率化と収益機会を広げることができるでしょう。
また、アプリの活用を大きな団体や自治体との協力し広報することにより、事業全体の信頼性向上につなげることも可能です。
これからの介護タクシーは、単なる送迎サービスではなく、生活をつなぐ重要なインフラへと進化する可能性があります。
そのひとつが配車アプリによるデジタル化であり、誰もが安心して移動できる社会の実現へとつながっていくことでしょう。
すでに成功例も生まれ、実証実験や自治体連携の動きも加速しています。
次回はそれらの紹介と現状の課題、今後の展望などを紹介したいと思います。
この記事があなたの一助となれば幸いです。

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