救急救命士とは、緊急を要するケガ人や病人に病院に収容される前から医療行為を行うことが出来る医療従事者で、プレホスピタルケアの中核を担う存在です。
「静脈路確保」や「気管挿管」といった特定の医療行為を行うことができます。
そのため、現場から病院まで傷病者の命を繋ぎとめるスペシャリストとして、多くの救命士が救急行政を行っている消防機関に所属しています。
この救急救命士制度は発足から30年以上が経過し、現在では消防の育成機関や大学、専門学校等で多くの有資格者が毎年誕生しています。
が、全員が消防機関に就職しているわけではありません。
資格を活かすことなく、別の業種についている有資格者も多くいます。
今回はそのような救急救命士の有資格者へ向けて、おススメの副業を紹介したいと思います。
この記事は…
- 救急救命士の資格を持っている方
- 転職・副業を考えている救急救命士
- 救急救命士の資格に興味がある方
…などにお読みいただけると幸いです。
冒頭で紹介したように、多くの救急救命士は消防機関に就職しています。
具体的な数字で見てみましょう。
内閣府の発表によれば、救急救命士は令和3年で6万6869人の有資格者がおり、そのうち消防機関に所属しているのは4万1266人(そのうち救急隊員として業務を行っているのは3万866人)。
つまり、約61%の有資格者が消防機関に務めています。
しかし逆に言うと39%…約4割の有資格者が、資格を活かせない別業種に就いているとも言えます。
その数、2万5千人以上。
これは医療従事者が不足している社会情勢からみても、良い事とは言えません。
そのため、2021年に救急救命士法が法改正され、従前は認められていなかった救命士の医療機関での救命処置が可能になりました。
しかし、まだまだ資格を活かした就職先の多様化にはつながっていないのが現状です。

とりあえず、現状の「資格を活かした就職先」を見てみましょう。
- 消防機関
- 自衛隊・海上保安庁・警察
- 病院
- 民間救急・介護タクシー
消防機関以外では、自衛隊や警察といった「保安機関」…医療行為を行う「病院」…移動に不自由な方を搬送・送迎する「民間救急や介護タクシー」となっています。
以上のような職業であれば、頑張って勉強して得た「救急救命士」の資格を活かせる場面があります。
では、救急救命士には他にどのような求人があるのでしょうか?
- 訪問診療サポートスタッフ
- 在宅医療医療サポートスタッフ
- ドクターカードライバー
- 訪問介護サービス責任者
- タクシー乗務員
- 専門学校教職
求人サイトで扱っている案件を書き出すと、「訪問診療や訪問介護などのサポートスタッフ」が意外に多くあることに気づきます。
つまり、救急救命士は「医療」や「介護」の分野で必要とされているのです。

そもそも、救急救命士は「副業」をすることが出来るのでしょうか?
答えは「現在の就職先次第」です。
つまり、現在の就職先が「副業可」であれば副業を認められますし、「副業不可」であれば副業してはいけません。
なぜなら「救急救命士」は資格の名前であり、就業規則は就職先に委ねられているからです。
ちなみに消防機関に務めている救命士は、原則副業は出来ません。
なぜなら、地方公務員法で副業禁止が謳われているからです。
しかし、他の公営以外の病院や介護系事務所のスタッフとして雇われている分には、この限りではありません。
従って、副業をしたいと考えている救急救命士は、まず勤め先の就業規則を確認しましょう。
「医療」や「介護」の分野で、救急救命士が求められていると前述しました。
しかし、副業である以上、本業の妨げになってはいけません。
その点を考慮し、おススメの副業を3つ挙げていきましょう。
- 生前契約スタッフ
- 高齢者寄り添いサービス
- オンコール代行
介護の分野では、高齢者の困りごとをサポート・解決する仕事が適しているでしょう。
それが「生前契約スタッフ」です。
病気や老化により適切な判断力が無くなった時や死後に備えて、身元の引取りや財産の管理などを任せる制度を「生前契約」と言います。
仕事内容を簡単に言えば、生活上の手続きや資産の管理を行なったり、本人が亡くなった後に残される事務手続きの処理を行います。
本業の空いた時間に、事務手続きの代行や遺品整理などを行うことが出来ます。
特に医療介護の手続き等は、救命士にとって馴染みのある分野です。
医療知識を活用しつつ、困った人を助けるという救命士の本分に沿った仕事と言えるでしょう。

同様に高齢者の困りごとをサポート解決する仕事と言えば、「高齢者寄り添いサービス」があります。
仕事内容としては、お年寄りの悩みを聴き相談に乗ったり、通院や外出のサポート行ったりします。
高齢者に困りごとがあれば、それがサポート内容になりますので、仕事は多岐に渡ります。
また、時間的には「傾聴」や「院内サポート」など短時間の依頼や、「イベントへの同行サポート」など長時間にわたるものまであります。
ここまででは、「救急救命士」である必要はないのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし、依頼者の中には救急救命士を指名される方もいらっしゃいます。
というのも、高齢者の中には体調のすぐれない方、重い持病をかかえた方も多くいます。
万が一に備え、医療従事者である救急救命士に寄り添ってほしいと願うのは自然の流れです。
まさに救命士の資格を活かした副業と言えるでしょう。
救急救命士の資格を活かすと言えば、「オンコール代行」も外せません。
オンコールとは、医師や看護師が緊急時の呼び出しや相談に備えて、すぐに対応できるようにしておくことを言います。
その中で救命士が行う「オンコール代行」は、主に入居設備のある介護施設からの夜間相談受付になります。
例えば、体調を崩された入居者が発生した場合、医療知識を活かした対処方法や救急要請の可否について判断し、電話やオンライン通話でアドバイスします。
夜間帯にいつでも電話に出られるようにしておけば、いつも通りの日常生活を送ることが出来ます。
もちろん、仮眠もOK。
本業への支障を最小限に抑えられます。
ただし、判断力を鈍らせる飲酒は、たとえ1滴であろうとも厳禁です。
救急救命士が持つ医療知識を、最も活かせる副業と言っても過言ではありません。

弊社ビスタサポートでは、副業の契約先としてもNPOりすシステム様の「生前契約」スタッフをお勧めしています。
りすシステム様は「生前事務委任契約」、「任意後見制度」、「死後事務委任契約」の3つサポートを網羅し、生前から死後までのトータルケアを行う「生前契約」の老舗事業者です。
1993年に誕生し、経験と実績を積み上げてきました。
それだけに、スタッフ教育にも力をいれており、研修で基本から学ぶことが出来るため、未経験者でも尻込みする必要はありません。
また首都圏では、生前契約の依頼数が多く需要が絶えません。
その分、副業に適した案件も多くあり、たくさんのスタッフを募集しています。
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地域に貢献し困っている人を助けるうえ、報酬も受け取れるチャンスです。
さらにビスタサポートからの紹介があれば、嬉しいことに報酬料金が大幅増額されます。
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いかがでしたか?
今回は救急救命士におススメの副業3選を紹介しました。
救命士は大儀的に困っている人を助けることが仕事と言えます。
そして社会からは「医療」「介護」の分野で活躍を求められている資格。
マッチした副業を選択し、あなたの力を活かす一歩を踏み出しましょう!!
この記事があなたの一助となれば幸いです。

またビスタサポートでは、民間救急の開業支援事業を行っています。
- 民間救急を開業したい方
- 介護・医療スキルを活かして起業を目指したい方
- 既に介護・看護の事業を行っているが、サイドビジネスも考えている方
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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