家族がコロナにかかってしまったら…生活や仕事をはじめ、色々な面で様々な注意点があります。
例えば、外出制限、病院受診、家庭内感染防止、買い出し、炊事などなど…
実際に直面しないと分からない問題も多くあります。
今回はそんな問題が一つでも解消できるよう、記事にしていきたいと思います。
この記事は、自分や家族がコロナにかかってしまった時、またその疑いがある時に読んでいただけたらと思います。
家族の誰かに発熱などの症状があらわれたら、まずはコロナに感染した前提で対応しましょう。
なぜなら、そこを怠ると周囲に感染を広めてしまうからです。
まずは発熱した家族を、自室に隔離して休ませましょう。もちろん「一人で」です。
接触は必要最低限にしておきましょう。
- かかりつけ医に電話する
- 発熱相談センターに相談する
次に病院受診の道筋を整えなければなりません。いきなり病院へ向かうと病院も困ってしまいます。
実質的な方法は上記の2つ。
まずはかかりつけ医に電話しましょう。そこで受診と検査が出来るならヨシ。
しかし、かかりつけ医がなかったり、受診が出来ないこともあると思います。その場合は各自治体で用意されている発熱相談センター等に電話して指示を仰ぎましょう。
大抵は、自治体ホームページに受診可能な病院の一覧表が用意されており、自分で電話して受診病院を探すことになります。
流行期では病院側も受診者で一杯ですので、頑張って探してください。
もし、発熱者が高齢者だったり、持病がある人なら、陽性者登録の関係で別指示があるので従いましょう。
どちらにせよ、各自治体により多少の違いはありますので、不安な場合は確認しましょう。
受診病院が決まったら、次は病院にどうやって行くのかです。
自治体ホームページなどでは、自己検査も方法のひとつに加えられています。
確かにドラックストアなどで買い置きしていた抗原検査キットで自己検査も出来ます。
しかし、この段階での自己検査は止めておきましょう。
なぜなら、陽性反応が出たら病院受診は当然必要ですし、陰性でも風邪症状なら結局病院に行くことになるからです。
仮に療養解除期間の7日間または待機期間の5日間休むことを、病院の診断がなくても学校や職場が快く許すなら別ですが…大抵の職場は病院の診断を必要としますからね。
さらに、抗原検査キットの信頼性は良くて50%と言われています。自己検査で陰性だったからと言って安心はできないのです。
よって、最初からかかりつけ医や相談センターに電話した方が早いでしょう。抗原検査キットは濃厚接触者の待期期間短縮のために使用する方が有意義です。
受診病院が決まったら、どうにかして病院へ連れて行かねばなりません。
公共交通機関は使えないため、実質的な手段は2つ。
「家族送迎」か「専用タクシーの利用」です。
詳しくはコチラをご覧ください。
コロナ陽性者の家族送迎の問題と専用タクシーのメリットどうしても家族送迎には感染のリスクが伴います。
家族が送迎をしなければならない場合は、次の事に注意しましょう。
- 発熱者はマスクを必ず付け、余分な会話は控える。
- 家族はマスク・手袋・ゴーグルを身に着ける。
- 換気のため、窓は開けておく。
- 送り迎えが終了したら、車内を除菌する。
基本的な感染対策をしっかりと行いましょう。車内は密室空間となるので、マスクの他にも手袋、ゴーグルなどを身に着けると感染リスクは減少します。
さらにコロナウイルスを滞留させないため、換気のため窓は開けておきましょう。
また、後部座席との間にパーテーションを設置した場合は、エアコンを外部吸気にして窓を閉じる方が良いとの実験結果もあります。
寒い季節に窓を開けておくのは症状が悪化してしまうため、パーテーションの設置を検討しても良いでしょう。
送り迎えが終了したら、車内は全て消毒しましょう。触ったと思われる場所を中心に、アルコールを染みこませた布などで拭きあげていきます。
もちろん、最後は手洗いをして自身の消毒も行いましょう。
家族への感染拡大を防ぎたい場合は、発熱専用タクシーの利用を検討しましょう。
一番リスクの高い車内空間を避けることができます。
家族全員が感染した場合、送迎できる人もいなくなることから、居住地付近の専用タクシーは把握しておいても損はありません。
私たち「ビスタ」は業務展開している秋田で、地域唯一のコロナ対応介護タクシーです。
いつでもご相談ください。
病院を受診し、自分や家族のコロナ感染が確定したら、外出制限がかかります。
2022年9月26日以降は感染者で最低7日。濃厚接触者で原則5日となっています。
0日目 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 | 8日目 | 9日目 | 10日目 | 11日目 | |
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例 | 1/1 | 1/2 | 1/3 | 1/4 | 1/5 | 1/6 | 1/7 | 1/8 | 1/9 | 1/10 | 1/11 | 1/12 |
感染者 6日目回復 | 発症日 | |||||||||||
感染者 症状有り | 発症日 | |||||||||||
濃厚接触 者(原則) | 対策日 | |||||||||||
濃厚接触 者(短縮) | 対策日 |
コロナ感染者は発症日を0日目として、7日間の外出制限がかかります。要は8日目以降から外出が可能。
ただし、それには症状が軽快して24時間以上経過している必要があります。役所的な言い方は分かり難いので言い換えると、6日目中に症状が回復していれば、1日置いた8日目から外出してOKということ。
仮に症状が残っていても外出は出来ますが、その場合はまだ残存ウイルスによる感染リスクがあるため、予防行動の徹底が求められます。予防行動とは以下の通り。
- マスク着用など感染予防の徹底
- 感染者の継続的な健康観察
- 高齢者等のハイリスク者への接触回避
- 介護施設等のハイリスク施設の訪問回避
- 会食の回避
また、療養期間中でも条件次第で最低限の外出は可能です。
条件とは以下の通り。
- 症状が軽快して24時間以上経過していること
- 生活必需品の買い出しなど必要最低限の外出であること
- 人との接触機会は最低限で短時間
- 移動に公共交通機関を使わない
- 必ずマスク着用
さらには配達サービスなどを利用し、感染拡大防止に努めましょう。
また濃厚接触者は、陽性者の隔離など家庭内の感染対策を行った日を0日目として数えます。
外出制限は原則で5日間。
ただし、2日目と3日目に検査キットで陰性が確認できていれば、確認時点から外出可能になります。つまりキットは最低2つ必要になります。ちなみに検査キットの購入は自費となるのが普通。
仕事などの関係で早期復帰が求められる人は、検査キットを使いましょう。
また、保健所からの濃厚接触者の指定はありません。同居家族は濃厚接触者とみなされます。
食料などの生活必需品の買い出しは、感染者本人より濃厚接触者の方が好ましいでしょう。
たいていの方は自宅内で療養することになるでしょう。
その場合、家族への感染を防がねばなりません。
厚生労働省から出されている注意事項は以下の8つです。
補足としてもうもうひとつ付け加えています。
- 部屋を分ける
- 感染者の世話は限られた人にしぼる
- 家庭内の全員がマスク着用
- 手洗い、うがいの徹底
- こまめな換気
- 手が触れる共有部分の消毒
- 汚れたシーツ、衣類の洗濯
- ゴミは密閉して廃棄
- 感染者以外が食事をつくる
まずは感染者を隔離することです。これは発熱などの疑われる症状が出た時点で行いましょう。
もちろん食事や就寝も別室にして、人との接触を減らすことが肝心です。さらに感染者が療養する部屋は、換気の良い部屋にするとなお良いでしょう。
また、感染者は極力部屋から出ないことに協力し、トイレやお風呂など共有スペースの利用は最小限に留めましょう。手拭きのタオルを共用するのもいけません。家族は感染者の利用後には忘れずに消毒と換気を行ってください。
トイレが家に2つある場合は、1つを感染者専用に指定すると手間が少し減少します。
また、お風呂は感染者に最後入ってもらい、すぐに清掃します。浴槽だけでなく壁や床など、シャワーの水で流してしまいましょう。
お子さんが小さかったり、部屋数の問題で部屋を分けられない時もあると思います。その場合は、カーテンやパーテーションなどの仕切りを用意し、なるべく2m以上の距離を保てる努力をしましょう。
どうしても同室で寝る時は、頭の位置が互い違いになるようにしてください。
感染者を1室に隔離するため、食事の運搬などの世話をする人が必要になります。どうしても世話人は感染リスクを負うことになるため、少人数…出来るだけ1人の方が行いましょう。
そして、世話をする人は持病があるハイリスク者や妊婦などはできるだけ避けましょう。特に心臓・肺・腎臓に持病のある方、糖尿病の方は要注意です。
マスクの着用は感染者だけではなく、周囲の家族も着用してください。
そうすることで、お互いへのうつし合いを防ぎましょう。
また、マスクは他の部屋へ持ち込まず、部屋の入口に置いておくか、スグに捨てましょう。特に唾や鼻水など体液が付着したものは即廃棄です。
マスクを外すときは表面に触れず、ヒモをつまんでくださいね。外す時は手にウイルスが付着する可能性があるため、手洗いも行いましょう。
また感染者が介護の必要な人なら、身体の接触も避けられません。
マスクだけでなく手袋とゴーグルも身に着けてくださいね。
必要によっては、捨てても良い100均の雨合羽やディスポタイプのエプロンなど、感染防止衣代わりになるものを着用するようにしましょう。
菌やウイルスはコロナに限らず、口や鼻、目などの粘膜から侵入します。要はウイルスの付いた手で目を擦ったり、食事することで感染します。
感染者が家庭内にいなくても、普段からこまめに手洗いやうがいをして感染を予防しましょう。
定期的な換気をすることで、ウイルスを部屋内に滞留させないようにしましょう。
感染者の部屋だけでなく、別の部屋の換気も行ってください。
また日中の暖かい時間帯に窓を開けたり、エアコンや換気扇を活用して室温の保全にも努めましょう。
感染者を一室に隔離しても、トイレやお風呂は使用せねばなりません。当然、感染者の使用後には手を触れた所を中心に消毒しましょう。
薄めた漂白剤で拭いた後水拭きするか、アルコールで拭くことで消毒できます。最近は消毒液が多く市販されていますので、大目に準備しておきましょう。
また、家庭内に陽性者がいなくても、感染予防のため、定期的な消毒を行うようにしましょう。
嘔吐物などの汚物や体液の付着したシーツは、ウイルスも付着しているためこまめな洗濯が必要です。
また、感染者のシーツや衣類は他の洗濯物と一緒に洗濯して大丈夫です。一般的な家庭用の洗濯洗剤を使用して洗濯しましょう。
ただし、洗濯の際は手袋等を装着して直接触れないよう気を付けてください。
同様に感染者が使用した食器も分けて洗う必要はありません。
ちゃんと洗剤を使用し、水で洗い流しましょう。
鼻をかんだ後のティッシュにもウイルスが付着しています。ビニール袋に入れて、ウイルスが室内をまわないようにしましょう。
また、室外に出すときは縛って密閉してください。
これは他のごみを捨てる時も同様です。ゴミ袋は大目に用意しておきましょう。
そのあとはやはり、手洗いとうがいをしてくださいね。
感染者はゆっくり休ませてくださいね。
軽症だからといって食事を作ってはいけません。
作らせてもいけません。当たり前ですが、家族にうつってしまいます。療養期間が明けるまで我慢です。
食事は感染者以外が作りましょう。
家庭内に炊事が出来る人がいなくなることも想定して、レトルト食品などを買い置きしておきましょう。
- かかりつけ医へ連絡
- 発熱相談センターに電話
- 発熱者はマスクを必ず付け、余分な会話は控える。
- 家族はマスク・手袋・ゴーグルを身に着ける。
- 換気のため、窓は開けておく。
- 送り迎えが終了したら、車内を除菌する。
密閉車内は非常にリスクを伴います。
どうしても家族が受診の送迎を行うときは、上記の注意点を守りましょう。
家族全員が感染してしまった人や感染リスクが不安な人は、コロナ対応の専用タクシーを使用しましょう。
- 感染者は原則7日間
- 感染者の症状が残っている場合は10日間
- 濃厚接触者は原則5日間
- 濃厚接触者は検査陰性で3日まで短縮可能
- 部屋を分ける
- 感染者の世話は限られた人にしぼる
- 家庭内の全員がマスク着用
- 手洗い、うがいの徹底
- こまめな換気
- 手が触れる共有部分の消毒
- 汚れたシーツ、衣類の洗濯
- ゴミは密閉して廃棄
- 感染者以外が食事をつくる
療養期間中、家族が感染しないよう生活するのは、非常に疲れます。
少しでも負担を減らすため、感染時の対応を家庭内で共有しておきましょう。
また私たちビスタは、家族全員が陽性者で運転できない、買い物にも困っている、といった場合でもお役に立ちたいと考えています。お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。