オンコールとは、看護師が施設入居者の緊急事態に備えて、夜間などの勤務時間外に呼び出しに対応できるよう待機しておくことです。
以前の記事で、介護施設におけるオンコールについて3つの事を取り上げました。
まずは看護師の負担が大きいこと。次に施設側にもデメリットが多いこと。
そしてこれらの問題に対し、外部委託の「オンコール代行」を解決策とする提案です。
今回は、オンコール代行業者が採用している2つの料金プランそれぞれのメリットについて説明します。
この記事はオンコール代行事業を始めるにあたって、弊社がリサーチした内容を基に書かれていますのでご了承ください。
オンコールの外部委託を検討している介護施設の関係者に、読んでいただきたい内容となっています。
ちなみに以前のオンコール記事はこちら↓
まずは従量課金型プランの説明します。
従量課金型は「基本料金」+「1コール代」の合計。
つまり、使えば使った分…コールすればコールした分、料金が加算されていきます。
ちなみに弊社は1コール2000円となっています。
もちろん、使った分だけ料金がかかるので、固定プランより気軽に聞けません。
これは介護士にとってデメリットのように思われますが、実際はそうでもありません。
- 介護スタッフのスキル向上
- 介護スタッフと看護師の綿密な連携
この課金型の最大のメリットは「気軽に聞けないという環境」が「介護スタッフのスキル向上」に繋がるということです。
オンコール先が施設内部の人間であれば、緊急性がないケースでも遠慮しながらもコールしてしまう介護スタッフが多いようです。
結局、内部の人間には「最後には聞けばいいや」という甘えが出やすいからですね。
しかし、コール先が「費用が目に見えてかかる外部の人間」となると話は別。
ようは、甘えが許されないのです。
そこで介護スタッフは「緊急性があるケース」と「緊急性がないケース」を見分けるスキルを自ら学ぶようになります。
さらには「日中のうちに、施設看護師からバイタル変化に合わせた対処法を聞いておく」といった、事前の打ち合わせをするようになった施設もありました。
押し並べて、介護士と看護師の綿密なやりとりが増えた、という施設が大半です。
気軽にコールできないことが、先回りして対処しようという動機付けとなるようですね。
このような良い効果を引き出すためには、施設側はあらかじめ介護士が学びやすい環境を整えておく必要があります。
例えば簡単な医学教本の用意や、定期的な勉強会の開催などです。
介護スタッフのスキルがあがり、看護師との連携が良好になるのは、施設的にも入居者的にも喜ばしいことですね。
次は月額料金固定プランについての説明です。
こちらはいわゆる「固定プラン」。
入居者の人数に応じて、料金が変わってきます。一定の人数を超えると値上がりするタイプですね。
ちなみに弊社では50人刻みで料金を区切っています。
そのため、施設の規模が大きくなればなるほど費用はかかります。
- 介護スタッフが気軽に聞ける
- 入居者の重篤な症状を見逃しにくい
従量課金型プランの最大のメリットは「何度コールしても料金は変わらない」という事。
つまり、実際にコールする介護スタッフは「気になった事をすぐに何度でも聞ける」という事です。
また外部委託なので、施設看護師への負担を考慮する必要もありません。
さらに介護スタッフは、すぐに助言をもらえるので、不安な気持ちを即座に解消できるのです。
これにより、入居者の重篤な症状を見逃しにくくなります。
入居者へのメリットは大きいでしょう。
オンコール代行業者の一般的な料金プランは「従量課金制プラン」と「月額料金固定プラン」の2つです。
従量課金型プラン
- 介護スタッフのスキル向上
- 介護スタッフと看護師の綿密な連携
月額料金固定プラン
- 介護スタッフが気軽に聞ける
- 入居者の重篤な症状を見逃しにくい
以上がそれぞれのメリットとなります。
オンコール代行の料金プランの選択は、一つの検討事項でしかありません。
しかし、どのように施設を運営していきたいのか?そのための下地づくりも可能なのか?というところまで及んでくる可能性があります。
したがって、先にあげたプランのメリットを踏まえ、施設運営の方向性を考えていきましょう。
ちなみに、私たちビスタのオンコール代行における料金設定も「従量課金制」と「月額料金固定制」を採用しています。
さらに、お得な複合プランや7日間の無料お試しプランも用意しています。
詳しい内容を知りたい方、興味を持ってくださった方、お問い合わせください。
この記事を検討の一助としていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。